コレ、早く聴きたいなぁ。

シフクノオト・・・。

聴いたら、また切なくなりそうだけど。

――――父も母も素敵でした。

2人は若い頃、よくピクニックに出かけたという。
なぜピクニックかといえば、父は「静かな森があったから」といい、
母は「お金がなかったから」と笑う。「そして、人目もなかったから」とおどけて、父は母にこづかれる。そして教訓。
「生活の豊かさというのは、お金の重さと比例するものじゃないんだ。」

たとえば、そう、新しいこのビール。
豊かに充実した味わいがあって、すこしも重くない。森の朝の空気のように、透明な深さがある。それぞれ1種類の麦芽とポップ。
ピルスナ―麦芽100％とアロマホップ100％の幸福な出会いから生まれた。
ピュアだから、リッチなんだ。こくのある味わいとさわやかな飲みごこちが、仲良く手をつないでいる。これはやっぱり、本当の意味で、とてもリッチなビールなんだな。　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　新発売サントリー生ビール「モルツ」

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コピーとは、言葉の表現を詰めていく仕事。
ライターは、自らの中に、企業のこと、商品のこと、テーマ、コンセプトをインプットする。より効果の高い言葉を、より適切な構成で、分量で、アウトプットする。

伝えたいことは「モルツはおいしい」というただそれだけ。
そのためには製法上の明確な理由を伝える必要がある。
ここでは「ピルスナ―麦芽100％とアロマホップ100％」。
でも、それだけ書いても伝わらない。味覚には届かない。
2つが出会ったから、どうなんだと。

麦芽とホップの新しい出会い。2つのものだけというなら、
彼と彼女でも、月と太陽でも、花と蝶々でもいいわけで。
でも、ここは父と母でなくてはダメだ。

会話が欲しい。豊かさが欲しい。しみじみとした信頼関係が欲しい。
歳月の感慨が欲しい。森の空気が欲しい、という“詰め”。

決して、科学的じゃない。単なる組み合わせでもない、
確かなひらめきと、感受性と、何よりも気くばりが効いている。

面白かった！！

久しぶりに、ミステリーを読みました。

昨日の夜、なかなか読む手を止められなくて
一気に読んでしまった。

伊坂さんの本、他にも読んでみようかな。
時間がある時に、また感想を書く。・・・（予定）。